ブログ|横手市の介護事業所菜康苑

オフィシャルブログ

第21回介護業雑学講座

皆さんこんにちは!
シニアコート菜康苑、更新担当の中西です。

 

さて今回は

~「暮らしを支える場所」~

 

 

介護施設と聞くと、
「お世話をする場所」「日常生活を支援する場所」というイメージを持つ方も多いかもしれません。

しかし実際の介護施設は、
“その人らしい暮らしを続けるための居場所”
であり、スタッフは「生活のパートナー」として寄り添う存在です。

今日は、介護施設の日常やスタッフの想い、専門職としての取り組みを、3000字以上で丁寧にお届けします🌿✨


■ ◆ 介護施設の毎日は“生活の積み重ね”からつくられる🏡

介護施設は、病院のように治療を中心とした場所ではありません。
利用者様が自分らしく、安心して、穏やかに暮らせるよう整えられた「生活の場」です。

  • 朝の起床

  • 食事

  • 入浴

  • 趣味

  • リハビリ

  • 交流

  • レクリエーション

  • 就寝

これらすべてが、“その人の人生”を支える大切な時間です。


■ ◆ 朝の風景:一日の始まりは「声かけ」から🌅

介護施設の朝は、優しい声かけから始まります。

「おはようございます☀」「今日はよく眠れましたか?」
この“たったひと言”が利用者様の安心につながります。

スタッフは利用者様の表情や声のトーン、体調、いつもと違う様子がないか細かくチェックします。

  • 食欲

  • 眠気

  • 痛み

  • ふらつき

  • 表情

  • 浮腫み

  • 排泄の変化

毎日の小さな変化に気づくことが、介護のプロに求められるスキルです✨


■ ◆ 食事の時間は“その人の楽しみを形にする時間”🍚✨

介護施設における食事は、単なる栄養補給ではありません。
“楽しみ”であり、“生きる力”に直結する大切な時間”

  • 咀嚼や飲み込みに合わせた形態

  • 塩分や糖分など健康状態に合わせた調整

  • 五感で楽しめる盛り付け

  • 行事食・季節食の提供

  • 食べる動作のサポート

  • 食欲低下のある方への工夫

スタッフは一人ひとりの状態に向き合いながら、
「美味しい」「食べたい」という気持ちを大切にしています。


■ ◆ 入浴介助は“心と身体のケア”🛁🌿

入浴は身体を清潔に保つだけでなく、
心をリラックスさせる効果があります。

しかし実際の入浴介助は、とても高度な技術が必要です。

  • 体調確認(血圧・脈・皮膚状態)

  • 転倒防止

  • 温度管理

  • 入浴時間の調整

  • 血圧変動のリスク管理

  • 皮膚トラブルの観察

  • プライバシーへの配慮

「気持ちよかったよ、ありがとう」の言葉が、
スタッフの大きな励みになります😊✨


■ ◆ レクリエーションは“その人の生きがい”をつくる時間🎨🎶

介護施設では毎日のようにレクリエーションを行います。

  • 手遊び

  • 体操

  • ゲーム

  • 脳トレ

  • 季節の作品作り

  • 外出レク

しかし目的は“楽しませること”だけではありません。

🎯 社会参加
🎯 身体機能の維持
🎯 認知症予防
🎯 仲間とのつながり
🎯 自信回復

このような「人生の活力」を生む大切な役割があるのです。


■ ◆ 介護職は“生活を支える専門職”💪🌈

介護職はただのお世話ではありません。

  • 介護技術

  • 生活支援

  • コミュニケーション

  • 医療的知識

  • 介護記録

  • 緊急対応

  • 家族支援

  • チーム連携(看護、リハビリ、ケアマネ)

これらすべてを担い、
利用者様の生活を総合的に支える専門職です。


■ ◆ ご家族が安心して預けられる施設づくり😊🌸

介護施設はご家族にとっても大切なパートナー。

  • 日々の様子の共有

  • 医療連携

  • 相談対応

  • 面会サポート

  • 送迎サービス

家族が安心できる環境づくりも、施設の大切な役割です。


■ まとめ

介護施設は、“生活”を支える大切な場所。
利用者様の一秒一秒の時間を大切にしながら、
その人らしい人生をサポートする仕事です。

  • 朝の声かけ

  • 食事

  • 入浴

  • 趣味

  • 交流

  • 医療との連携

そのすべてに、スタッフの温かさと専門性が込められています。

 

 

 

詳しくはこちら!

apple-touch-icon.png

 

ハロウィンおばけ登場!!

年も突然!?びっくり?!企画がありました。

なかなか皆さんには『ハロウィン』という行事はピーンとはきませんが…

不思議な〝おばけ〟の登場には大喜びです。

『ツンツン!!』

お化けにいたずら

してみる姿も

見られました。

 

 

 

お化けさんたちは、お菓子をもらって喜んで退散!!

来年も元気にお互い会えること約束(^_-)-☆

今回のおばけさんは、グループホームの皆さんでした♪

お菓子をかごに入れ、満足し次の目的地へ・・・

 

手作りおやつ教室を行っております(^^♪

菜康苑デイサービスセンターみなさんと

季節のおやつ作りを楽しんでいます。

時には『あれ??』という日もありますが、

みんなで楽しみながら作ったおやつは

笑顔のスパイスで最高のごちそうになります♪

  

干し柿作り

ここ数日で急に気温が下がり…

冬が近づいてきたことを感じる様になりました((+_+))

時間が過ぎるのが早いものです…💦

南館では、毎年恒例の干し柿作りを行いました。

慣れた手つきであっという間に柿を剥いて、

紐をつけ、吊るしました(^^♪

出来上がりが楽しみですね。

気軽に菜康苑デイサービス南館に見学に来てくださいね~

               南館生活相談員 齊藤

ハロウィンの南瓜★

10月はハロウインということで、

畑で採れたかぼちゃでお化けを作ってみました(^_-)-☆

素晴らしい出来上がりになりました。

気軽に菜康苑デイサービス南館に見学に来てくださいね~

南館生活相談員 齊藤

 

南館 今年最後の野菜の収穫

すっかり秋めいたある日・・・

久しぶりに畑で野菜の収穫を行いました(^^♪

こんなに沢山採れました☺☺☺

やっぱり外での活動は気持ちよく、

ふしぎと笑顔こぼれます(^^♪

南館生活相談員 齊藤

第20回介護業雑学講座

皆さんこんにちは!
シニアコート菜康苑、更新担当の中西です。

 

さて今回は

~介護施設で働くということ💪✨~

 

介護の現場で働くスタッフたちは、毎日が挑戦と感動の連続です🌈
“ありがとう”という言葉の重み、
小さな笑顔の大切さ――それを日々感じながら、利用者さんと向き合っています😊


👨‍🦳 1|「介護=サポート」だけではない

介護の仕事は、単にお世話をするだけではありません。
入居者さんが「自分らしく生きる」ことを支えるお仕事です💖

・歩くリハビリを一緒に頑張る👣
・食事をゆっくり楽しんでもらう🍚
・昔話を聞いて一緒に笑う🌸

そんな時間の積み重ねが、
人生の質(QOL)を高めていくのです✨


🧠 2|チームで支える「安心の現場」

介護施設では、介護士だけでなく、看護師・栄養士・リハビリスタッフなど
さまざまな専門職がチームで連携しています💪

一人の利用者さんに対して、複数の視点からケアを行う。
それが「チームケア」の魅力です🌿

スタッフ同士が「ありがとう」「助かったよ」と声をかけ合う、
そんな職場の雰囲気が、安心と信頼を生み出しています😊


💬 3|毎日の小さな変化が“喜び”になる

介護の現場では、劇的な出来事は少ないかもしれません。
でも、小さな変化に気づけることこそがプロの証です✨

昨日よりも少し多く歩けた。
食事を残さず食べられた。
久しぶりに笑顔を見せてくれた。

その一つひとつが、スタッフにとっての大きな喜びになります🌸


🌺 4|まとめ:介護施設は“笑顔の循環”が生まれる場所

介護施設は、利用者だけでなく、スタッフにとっても“幸せを感じる職場”です🌼

誰かのために動くことで、自分も元気をもらえる。
そしてその笑顔が、また別の笑顔を生む。

そんな“笑顔の循環”が毎日生まれている――
それが、介護施設の素敵なところです💖

 

 

詳しくはこちら!

apple-touch-icon.png

第19回介護業雑学講座

皆さんこんにちは!
シニアコート菜康苑、更新担当の中西です。

 

さて今回は

~笑顔があふれる第二の我が家🌸~

 

 

介護施設というと「静かで少し寂しい場所」というイメージを持つ方も多いかもしれません。
でも、実際は違います😊✨

そこには、スタッフの笑顔や入居者さん同士の温かい会話、
そして“今日も楽しく過ごそう”という前向きな空気が流れています🌷


👩‍⚕️ 1|介護施設は“暮らしの場”

介護施設は、「介護を受ける場所」ではなく「暮らしを続ける場所」🏡✨
一人ひとりのペースを大切にしながら、食事・入浴・レクリエーションなど、
毎日を自分らしく過ごせるようサポートしています💖

食堂では季節ごとの献立が並び、
お花見や夏祭り、誕生日会などのイベントも盛りだくさん🎉

スタッフと入居者が一緒に笑い合う時間が、
この仕事の何よりのやりがいです😊


🌸 2|介護は“支える”ではなく“一緒に生きる”

介護の現場では、「手を貸す」よりも「一緒に考える」姿勢が大切です。
入居者さんができることは尊重し、できないことはさりげなく手助け。
そのバランスが“自立と尊厳”を守ります✨

「ありがとう」「助かったよ」――
そんな言葉が交わされるたびに、心が温かくなります💓


🍀 3|家族のように寄り添うスタッフ

介護職は、技術よりも“人のあたたかさ”が求められる仕事です🌈
スタッフ同士のチームワークもよく、
誰かが忙しいときは自然に手を差し伸べる。

入居者さんの笑顔を見た瞬間、
「この仕事をしていて良かった」と感じます😊


🌼 4|まとめ:ここにあるのは“安心”と“心のつながり”

介護施設は、単なる福祉の場ではなく、
人が人らしく生きるためのコミュニティです🌸

一人ひとりの人生に寄り添いながら、
笑顔と安心を届ける――それが介護の本当の魅力です💖

 

詳しくはこちら!

apple-touch-icon.png

第18回介護業雑学講座

皆さんこんにちは!
シニアコート菜康苑、更新担当の中西です。

 

さて今回は

~やりがい~

 

1|介護施設の役割——“暮らしの継続”をデザインする

介護施設は、単に身の回りを支える場ではなく、その人らしさ(意思・習慣・関係性)を途切れさせないための生活拠点。医療・リハ・栄養・口腔・排泄・睡眠・社会参加を、多職種で統合するチームです。


2|いま求められている主なニーズ 📈

利用者・家族のニーズ

  • 個別化(パーソン・センタード・ケア):起床/入眠時間・食嗜好・生活歴に合わせる

  • 安心と尊厳:見守りは“監視”でなく“伴走”に。プライバシーと選択権を守る

  • 医療連携:急変対応、看取り、服薬・口腔・栄養の一体運用

  • つながり:面会・外出・地域交流(孤立を作らない)

施設運営のニーズ

  • 人手不足への解:タスクシフト、介護助手、外国人材の育成

  • 科学的介護×DX:センサー・記録アプリ・可視化ダッシュボード

  • アウトカム重視:転倒・褥瘡・摂取量・活動量など結果で語る運営

  • BCP/感染対策:ゾーニング、換気、訓練、物品備蓄


3|この仕事のやりがい 🌟

  • “できた”を増やす喜び:立ち上がり補助を見直したら自立歩行が復活——目の前で生活が変わる

  • 家族の笑顔に触れられる:面会での「ここで良かった」が日々の励み

  • チームで成果を作る実感:看護・介護・リハ・管理栄養・ケアマネが一体で、一人の人生を支える

  • 看取りの尊さ:その人らしい最期に寄り添い、家族から託される信頼

  • 成長が数値で見える:夜間不眠率↓、摂取量↑、BPSD緩和——改善がKPIで返ってくる


4|やりがい×ニーズが交差する瞬間(ミニ事例)💬

  • 朝の起床時間を30分ずらす+水分先行 → 転倒が半減、日中の眠気も減少

  • 嚥下前の口腔体操+食形態微調整 → 摂取量が1割増、体重が安定

  • 見守りセンサーの“鳴りすぎ”をチューニング → 夜間巡視の質が上がり、職員満足度も改善

  • 看取り期の“好きな音楽”再生 → 不穏減少、家族との対話が増える


5|“今すぐ効く”現場ミニ戦略 🧰

  1. 3分アセス×3回/日:朝・昼・夕で“今日の本人目標”をミニ共有(各5項目)

  2. 水分ルーティン:起床・10時・15時・就寝前の200mlを標準化

  3. 歩行“あと一歩”作戦:移乗の最後の1歩だけ本人に任せる(過介助を減らす)

  4. BPSDトリガー表:時間・環境・声かけの相性を見える化→合う関わりへ置換

  5. 家族レター月1:写真+3行コメントで“暮らしの手触り”を共有

  6. 夜勤の省力:見守りセンサー+定時巡視のセット設計(鳴動閾値は月次レビュー)


6|成果が見えるKPI📊

  • 転倒率/1000床日:ヒヤリ含む。時間帯・場所のヒートマップで対策

  • 褥瘡有病率:ステージ分布と予防ケア実施率

  • 24h摂取量:水分・たんぱく・エネルギー(体重・アルブミンと併観)

  • 活動量:離床時間、歩数、立位回数(センサー/手計でOK)

  • 睡眠の質:中途覚醒回数、入眠潜時、昼寝時間

  • BPSD関連記録:出現頻度×介入手段の有効率

  • 家族満足度:四半期アンケート&自由記述

  • 職員指標:定着率、欠勤率、教育達成率(eラーニング/OJT)

大切なのは“他施設と比較”より自施設のベースラインを上げ続けること。


7|スタッフのウェルビーイングも“ニーズ” 🧑‍⚕️💚

  • からだ:腰痛ゼロへ——スライディングシート・リフト・低床ベッドの標準化

  • こころ:**デブリーフィング(15分)**を週1で。感情の棚卸しをチームで

  • 学び:新人3・7・21日レビュー、多職種シャドーイングで視点を交換

  • 働き方:固定休+シフトの事前可視化、短時間正社員・副業可の柔軟設計


8|キャリアと学びの道筋 🎓

介護職(初任者)→ 実務者 → ユニットリーダー → 生活相談員/ケアマネ → 副施設長/施設長
横断スキル:認知症ケア・口腔/栄養連携・記録とデータ読解・家族支援・感染対策・BCP運用。
“現場×データ×対人支援”の三拍子が次の扉を開きます。


9|これからの展望 🚀

  • 科学的介護の深化:センサー×記録×アウトカムを一元化し、予測ケア

  • 看取りの標準化:ACP(人生会議)を入所早期に。苦痛緩和と環境調整のナレッジ共有

  • 地域共生:保育・障害・高齢が交わる複合拠点、公開食堂・サロンで孤立を予防

  • 人材拡張:介護助手・ボランティア・地域人財が“暮らしの担い手”に

  • グリーン運営:省エネ・フードロス削減・再エネ導入(ESGの見える化)


介護施設のニーズは、個別化・医療連携・科学的介護・人材確保・BCP
その中で私たちのやりがいは、生活を取り戻す瞬間に立ち会えること、家族の安心をつくること、チームで成果を積み上げることにあります。

“その人らしさ”を中心に、小さな改善×データで現場を強くする。
今日の一手が、明日のQOLを変えます。🧓🏽🌱

 

 

詳しくはこちら!

apple-touch-icon.png

第17回介護業雑学講座

皆さんこんにちは!
シニアコート菜康苑、更新担当の中西です。

 

さて今回は

~変遷~

 

1|家族介護から施設へ:基盤づくりの時代(〜1980年代)

戦後長く、日本の高齢者ケアは家族内介護が中心でした。やがて高齢化と核家族化が進み、特別養護老人ホーム(特養)や老人福祉施設の公的インフラ整備が段階的に進行。

  • 役割:生活の場を提供しつつ、基本的な介助・見守り

  • 課題:量の不足、画一的な集団ケア、医療との連携の弱さ


2|量の拡大と標準化:整備計画の時代(1980〜1990年代)

高齢化のスピードに合わせ、国の整備計画(例:いわゆる「ゴールドプラン」など)が推進力に。特養・老健・ケアハウスなど施設類型が増え、入所待機の解消に向けた量的拡大が進みます。

  • 特徴:ベッド数拡大、リハ・在宅復帰支援の芽生え

  • 課題:生活の質(QOL)と自立支援の視点はまだ弱い


3|2000年・介護保険のインパクト:選べるケアへ(2000年代前半)

**介護保険制度(2000年)**で利用者本位の選択制が本格化。施設は“入所の場”から、在宅を支える拠点にも役割が広がります。

  • 変化:施設系(特養・老健・介護医療院)+在宅系(訪問・通所)との面での連携

  • サービス:認知症ケアの専門化、ユニット型の導入で“暮らしに近い環境”へ

  • マネジメント:アセスメント・ケアマネジメントが標準プロセスに


4|地域包括ケアへ:暮らしをまるごと支える(2000年代後半〜2010年代)

地域包括ケア」の理念の下、小規模多機能型・グループホーム・サ高住など“住まいとケアの一体化”が進展。

  • 施設の再定義:看取り・医療連携・在宅復帰の三本柱

  • ケアの質:パーソン・センタード・ケア(本人らしさの尊重)、口腔・栄養・排泄・活動の多職種連携が定着

  • 働き方:介護職の専門性とキャリアパス整備、外国人材の受入れが始動


5|テクノロジーとアウトカム:科学的介護の時代(2010年代後半〜)

見守りセンサー、インカム、記録アプリ、移乗支援デバイスなどICT・介護ロボが現場に浸透。記録はエビデンスと可視化へ。

  • 施設運営:転倒・離床・夜間巡視のリスク低減×負担軽減

  • ケア手法:ユニットケアの深化、認知症BPSDへの非薬物的アプローチ(環境・関わり)

  • 評価:ADL/QOLのアウトカム指標で改善を回す文化が育つ


6|パンデミックでの再学習:安心と面会の両立(2020年代前半)

感染症流行で、ゾーニング・面会制限・オンライン面会など運営オペレーションが一変。**BCP(事業継続計画)**や職員のメンタルケアが重要テーマに。

  • 教訓:衛生・換気・動線設計の再設計、家族・地域との断絶を作らない工夫

  • 定着:リモート診療連携、非接触の受付・決済、来訪者管理


7|これからの介護施設:5つの潮流(現在〜近未来)

  1. 暮らしの連続性:施設=“その人の家”。個室化・小規模ユニット・生活リハの徹底

  2. 医療と介護の統合:在宅医・薬局・リハ職と24時間の面連携、看取りの標準化

  3. 科学的介護×DX:センサー・記録・アウトカムを一元管理し、ケアを“仮説→検証”で磨く

  4. 人材の再設計:タスクシフト、介護助手の活用、外国人材とチームで育つ教育設計

  5. 地域共生:保育・障害・高齢が交わる複合拠点化、公開食堂やサロンで“孤立を作らない”


8|タイムラインで一気におさらい ⏱️

  • 〜1980s:家族介護→公的施設の基盤整備

  • 1990s:量の拡大・標準化(整備計画)

  • 2000s前半:介護保険で選択の時代へ、施設と在宅の面連携

  • 2000s後半〜2010s:地域包括ケア、小規模・在宅復帰・看取り

  • 2010s後半〜:ICT・ロボ、アウトカム重視、ユニットケアの深化

  • 2020s:感染対策とBCP、面会・つながりの再設計


9|現場を強くする“すぐ効く”チェック📝

  • ユニット運営:1日3回の**個別ケア小会議(各5分)**で今日の本人目標を合わせる

  • 食×口腔×活動:食形態・口腔ケア・日中活動を三位一体で日次モニタ

  • 見守り設計:夜間はセンサー+定時巡視のハイブリッド、記録はアラート前後5分を必ず残す

  • 家族連携月1オンライン面会を標準、写真・動画で“暮らしの手触り”を共有

  • 職員育成:新人の3・7・21日レビュー、多職種シャドーイングで“視点の翻訳”を促す


10|量から“暮らしの質”の時代へ

介護施設は、
量の確保 → 利用者本位の選択 → 地域包括ケア → 科学的介護とDX
という階段を上がり、「その人らしい暮らし」を施設の中で実現する段階に入っています。

これからの競争力は、個別ケアの設計力×データで回す改善力×地域とつながる開放性
“施設”を越えて、暮らしのまんなかで支える存在へ——進化はまだ続きます。🧓🏽🌿

 

 

詳しくはこちら!

apple-touch-icon.png