皆さんこんにちは!
有限会社てんぞ、更新担当の中西です。
チームで働くうえで大切な「引き継ぎ」 介護施設の安心をつなぐ情報共有
介護施設では、複数の職員が交代しながら利用者の生活を支えます。食事の時間に関わる人、入浴を支える人、夜間の様子を見守る人など、同じ方でも職員によって見ている場面が違います。
その情報をつなぐのが「引き継ぎ」です。昨日までの様子や、その日に気づいた変化を次の担当者へ伝えることで、一人の職員だけでは見えない生活全体を捉えやすくなります。✅
「いつもとの違い」を具体的に伝える
「今日は元気がなかった」という言葉だけでは、次の職員は何を確認すべきか迷います。食事のときに会話が少なかったのか、普段参加している活動を休んだのか、本人が疲れを訴えたのか。場面が分かるように伝えることが大切です。
また、見たことと推測したことを分けます。「食事を半分ほど残した」は確認した事実です。「食欲がないのかもしれない」は考えた理由です。両方を混ぜずに共有すれば、次の職員もご本人の様子を改めて確かめられます。
小さな違いでも、複数の職員の気づきを合わせることで、変化が見えてくる場合があります。⚙
ご本人の希望も忘れずに渡す
引き継ぎでは体調や介助の内容に目が向きがちですが、ご本人の希望も大切です。「午後は静かに過ごしたい」「明日の活動を楽しみにしている」「この服を着たい」といった言葉は、次の担当者が関わる際の手がかりになります。
担当が変わるたびに同じ希望を説明しなくても済むよう、必要な内容を共有します。ただし、以前の希望が今日も同じとは限りません。次に関わる職員が、改めてご本人に確認できるように伝えることも大切です。☺
ご家族から伺ったことも、必要な範囲で正確に引き継ぎます。本人の言葉とご家族の言葉を区別し、どちらも大切に扱います。
行った対応と、これからすることを分ける
何か気になることがあった際には、出来事だけでなく、その後どう対応したかを伝えます。声を掛けて休んでいただいたのか、看護職員へ相談したのか、ご家族へ連絡したのか。それによって次の担当者が取る行動は変わります。
まだ確認中の内容がある場合は、誰が、いつ、何を確認するのかを明確にします。「後で確認する」だけでは、担当が変わったときに途切れてしまうかもしれません。☎
特に急ぎの情報は、記録を残すだけでなく、必要な職員が受け取ったかを確かめます。「伝えたつもり」を防ぐことが、チームで働くうえでは重要です。
うまくいった関わり方も共有する
引き継ぎは、心配なことだけを伝える場ではありません。「食事の前に予定を伝えると落ち着いて席に着けた」「好きな話題から会話が広がった」など、うまくいった関わり方も共有します。
ほかの職員がその情報を知れば、ご本人が安心できる時間を増やせるかもしれません。反対に、その日に合わなかった方法も、理由を振り返って次に生かせます。
経験のある職員の工夫を言葉にすることは、新しく働く仲間の学びにもなります。介護の方法だけでなく、ご本人にどう向き合うかという姿勢も伝わっていきます。✨
次の人が安心して関われるように
引き継ぎを受ける側も、不明点を聞き返すことが大切です。「いつもの席」「普段どおり」といった言葉は、担当になったばかりの人には分からない場合があります。場所や状況を具体的に確かめます。
職員が質問しやすく、気づいたことを報告しやすい雰囲気なら、情報が集まりやすくなります。利用者にとっても、職員が変わるたびに対応が大きく違うという不安を減らせます。
介護施設の一日は、朝から夜までつながっています。目の前で見たこと、ご本人から聞いたこと、行った対応を次の人へ丁寧に渡す。その積み重ねで、安心できる毎日を支えていきます。⭐